宇宙

宇宙にはたくさんの星があります。
星の大きさで言うと、地球は宇宙の中ではとても小さい星で、地球が10ミリだとしたら太陽は120センチもあります。
ですが、そんな巨大な太陽の何倍ものの大きさの星もこの宇宙にはものすごい数存在しています。

そんな巨大な星が宇宙にはたくさんありますが、現在、ある大きさ以上の星は、現在わかっている物理法則に反するので存在しないだろうと言われています。


それは、以前「スプーン1杯で10億トンの質量を持つ超高密度な星がある?!マグネター理論の謎が解明されるかもしれない!?」で少し紹介しましたが、質量が超巨大な星が最期の時を迎える時、超新星爆発を起こし、ブラックホールを生み出す事が数式からはっきりとわかっており、その数式からある大きさ以上の星が現在の宇宙では質量に耐えれなくなるので生まれないのです。

ですが、おかしなことに初期の宇宙では、この物理法則が合わない・・・!?
その“ある大きさ”以上の想像もできない超巨大な星があったというのです。

インフレーション~ビックバン・・・と宇宙が大きく広がっていく中で、初期宇宙の頃に誕生した星(初代星)の中には太陽の質量の100倍以上の超巨大質量星があったのです。
ですが、今までそれが観測からは見つかっていなかった・・・。


ですが、国立天文台などの研究チームが、我々天の川銀河をすばる望遠鏡で調べた所、なんと、初代星の痕跡を見つけたのです!


それは、初代星から放出された元素や水素ガスから生まれたと思われる“第二世代星”、「SDSS J0018-0939」です。

この星は、調べると鉄以外の元素組織が、今まで考えられていた質量より極端に少なすぎたのです。
これでは、巨大星の超新星爆発の元素組織モデルに当てはまらない。
この星は、今まで謎だった初代星の持っていた元素組織を受け継いでいる可能性がでてきたのです。

そして、もしこれが正解であるなら、初代星には、超巨大質量星が多く生まれたことになり、初期宇宙では今の宇宙とは違う環境があったことになるのです。


我々人類は、テクノロジーを進化させ、宇宙の様々な謎を解明してきましたが、まだまだ宇宙には謎が多すぎます。
物理学者は、数式から導かれる結果からこの法則によるとこうでなければいけない、という結論を「予言」と表現し、それを観測や実験することで予言を的中させるのですが、数式から導かれる宇宙の「予言」の一部がこの数年一気にスピードを上げてどんどん解明されていっている気がします。

宇宙のはじまり、我々がここに存在する理由、そんな事も遠い未来全て解明されるかもしれないですね。