未来タイムマシンは実現可能なのでしょうか?

今年の4月にはイラン人科学者がタイムマシンを開発したと話題になりましたが真相は不明。
今まで未来人と名乗る人々が各国の掲示板に現れてタイムマシンが未来では実用化されていると発言していたり。

実際のところ、本当に将来タイムマシンは開発されるのでしょうか?
 
タイムマシンの研究を行っているのは主に物理学者達。
中には数学者もいます。
彼等は様々な理論でタイムマシンの実現を理論的に研究しています。

その中で、現在学者が唱えているタイムマシン理論にどういたものがあるのかをまとめてみました。

全宇宙がゆっくり回転しているなら過去へのタイムマシンは可能

数学者のクルト・ゲーデルが、1949年に発表したもので、全宇宙がゆっくりと回転していたとしたら、回転の中心から遠く離れた宇宙空間は光速を超えるところがあり、そこは時間の輪があり、そこは未来も過去も存在して宇宙の歴史が繰り返されているはず!そこに宇宙旅行に行けば理論的には過去へ行ける!というゲーデル解という理論。ですが、今のところ宇宙全体が回転している証拠は見つかっていません。

超高密度の筒状の物質を高速回転することで過去へも未来へも行ける

数学者フランク・ティプラーが1974年に発表した理論で、実はこの筒、計算上は質量が太陽と同じくらいのものになるらしくちょっと実現は無理そうです。しかも、これが出来上がる以前の過去にはいけないという制約付き。

量子の泡から生まれるワーム・ホールを利用すれば時間旅行が可能

理論物理学者のキップ・ソーンが1988年に発表した理論で、今年の7月にNASAの研究者が光速ロケットを研究していると発表していますが、「泡」を発生させる辺りなんだか理論的に似ている感じがします。

ワーム・ホール
 
時空の異なる2点を結ぶワーム・ホールを利用するのですが、その時に光速でビュンと通り抜けると相対性理論によって時間の進み方に差ができて結果、通り抜けた出口は、過去へ繋がるといもの。

※追記:別記事でも紹介しています!
物理学者キップ・ソーン博士の“ワームホールを利用したタイムマシン”が正しければ未来人が現在に来ていないことになる?!

擬似的なブラックホールを作れば過去へ行ける

これは、物理学者ロナルド・L・マレットの理論で、高出力のレーザーをリング状に発生させ、擬似ブラックホールを作り素粒子をタイムスリップさせるというもので、実は既に素粒子をこの理論に基づいて過去へ送る実験計画があるそうです。

宇宙ひもを2つ使えば過去へのタイムトラベルが可能

宇宙ひも

物理学者のリチャード・ゴットの理論で、宇宙誕生初期に、ひも状のエネルギー体「宇宙ひも」を2つ利用。莫大なエネルギーが発生してそこにくさび形の空間の歪みが発生。その歪みを通過する時に光速を超えることができて過去へ行けるというもの。

どれも難しい理論ばかりで一般人にはちょっと理解が難しいものばかり。

どれもネックになっているのは、アインシュタインの「相対性理論」の光速を超えれるかどうか?という問題です。
今のところ光速を超えるものは出来ていないし発見されていません。
ニュートリノが光速を超えたかも!?と一時言われましたが、結局光速を超えませんでしたし。

有名な洋画「猿の惑星」がそうでしたが、宇宙を光速に近い速度で移動すると、「相対性理論」により、動いているロケットの中の時間の進む具合が変わるので、未来に行くほうが今のところ過去へ行くよりも実現率は高い可能性があります。
ただ、これは未来へ行くというよりも、異なった時間の流れを一方が経験することで起きる現象なので、未来へ行く!という意味でのタイムマシンとはちょっと違うかもしれないです。


本当の意味でのタイムマシンの開発はなかなか難しそうです。