満月

明日、2014年11月5日は171年ぶりの美しい“満月”を日本各地で観測できます。
旧暦“うるう月”である9月13日が明日5日であり、夏の“十五夜”とは違う“十三夜”の日。
美しい満月を楽しめるのです。


日本だけある“十三夜”。

十五夜は、日本だけでなく中国、韓国、台湾、ベトナムなどでもある風習で、日本ではかぐや姫の“竹取物語”でも書かれるように昔から月を愛おしみ眺めていました。
ですが、日本は年にもう1回“十三夜”として月を楽しむ日があるのです。


江戸時代には2度月を楽しむのが遊郭のマナーだった?!

遊郭

江戸時代の遊里(遊郭)では、十五夜と十三夜の両方を祝い、どちらか片方の月見しかしない客は「片月見」または「片見月」で縁起が悪いと遊女らに嫌われたそうです。
二度目の通いを確実に行なうために、十五夜に有力な客を誘う(相手はどうしても十三夜にも来なければならないため)風習があったと言われています。


明日は、日本各地で台風もうまいこと太平洋側を逸れてくれそうで、美しい月を楽しめそうです。
ですが、夜間は肌寒くなっているので防寒は気をつけましょう。