宇宙

先日、地球外生命体に対する矛盾を論じているフェルミのパラドックスを「宇宙人は実在するの?今だその矛盾に結論がでない「フェルミのパラドックス」と地球外文明の存在の可能性の高さ」で紹介しました。

今回は、この宇宙にはたくさん生物が存在していて、地球の生命の起源は宇宙の他の天体である!という“パンスペルミア説” について紹介します。
 
“パンスペルミア説” は、アイディア自体は元々は1787年ラザロ・スパランツァーニ(スパランツァーニも自然発生説を否定した実験で有名である)によって唱えられたもので、この後、1906年にスヴァンテ・アレニウスによって「panspermia」という名前が与えられた説です。


その内容は、

「生命の起源は地球本来のものではなく、他の天体で発生した微生物の芽胞が宇宙空間を飛来して地球に到達したものである。」

というもの。
その理由として、挙げられるのがこれ。

  • 38億年前の地層から真正細菌らしきものの化石が発見されている。地球誕生から数億年でこのようなあらゆる生理活性、自己複製能力、膜構造らしきものを有する生命体が発生したとは考えにくい。パンスペルミア説では有機物から生命体に至るまでの期間に猶予が持てる。
  • 宇宙から飛来する隕石の中には多くの有機物が含まれており、アミノ酸など生命を構成するものも見られる。分析技術の発達により、これらの隕石中のアミノ酸がホモキラリティーを持つことも確認された。さらに彗星中のチリにもアミノ酸が存在することも確認されている。これは地球上で汚染されたものであるという可能性が捨てきれなかったが、NASAなどの研究チームが南極で採取した隕石を調べたところDNAの基となる物質アデニンとグアニン、生体内の筋肉組織に含まれるヒポキサンチンとキサンチンが見つかったため、この説を裏付けることとなった。 
  • 地球の原始大気は酸化的なものであり、グリシンなどのアミノ酸が合成されにくいが、地球外にはユーリー-ミラーの実験に相当する還元的な環境があったかもしれない。
  • 酸化的な原始大気でも隕石が海に衝突する際の化学反応で、アミノ酸などの有機物が合成できるという発表もある。
引用元:wikiより

もし、仮に宇宙空間からなんだかの原因でたまたま地球に生命の基となる何かが落ちてきたとしたら・・・

パンスペルミア説
画像元:wiki

地球に落ちてくる隕石の加速度は、30万Gもあるらしいのです。
小さい菌程度のものでもその加速に耐えられるのでしょうか??

2011年、日本の海洋研究開発機構で、大腸菌など、5種類の細菌を超遠心機にかけ、超重力下での生物への影響を調べる実験が行われました。
その結果、5種とも数千から数万Gの重力の下でも正常に増殖することが確かめられているのです。
なので、仮に地球外の宇宙空間から何かが飛来して、地球に生命を誕生させた可能性は大いにあるのです。

でも、それが地球の生命全体に当てはまるかは謎です。
人類以外の動植物がそうであっても、人類の起源も、地球外から飛来した何かが進化したものなのでしょうか?

人類は、宇宙人によって作られたのかもしれません。
そして、この地球に“意図的に”持ち込まれた生命かもしれません。
そのへんは、こちらの記事を是非ご一読下さい!
シュメール人は遺伝子の仕組みを知っていたのか?ギルガメッシュ叙事詩に書かれている内容がすごい!!
ノアの方舟の「ノア」はシュメール人?!大洪水伝説とシュメールの王の在位期間を照らし合わすとある謎が浮かび上がる・・・
人類は「ニビル」という星からやってきた宇宙人アヌンナキ(シュメール人)に遺伝子操作で作られた!

この究極の謎が解ける日が来るといいですね。