幽霊びっくりするニュースがあります。

何と、“仮死”を使った救命医療がこれからスタートするらしいうニュース。
でも、よく読むと、死んでしまった人間を生き返らせるという神の領域!!
倫理的に、技術的に大丈夫なのでしょうか?
 
アメリカ、ペンシルバニア州ピッツバーグの外科医達によってその緊急医療は今後行われるそうです。
一体どんな治療が施されるのか??


銃で撃たれた、もしくは刃物で刺された被害者が心停止状態で同病院の救急医療室(ER)に運ばれた場合の処置がコレ。

  1. まずは、開胸して直接手で心臓マッサージを施す標準的な治療を行う。
  2. 心臓マッサージで心拍が回復しない場合、研究チームは“保存”モードへ入る。
  3. 太いカテーテルを直接患者の大動脈(心臓から出ている最も太い動脈)に通し、ティッシャーマン氏が“フラッシュ(flush)”と呼ぶ低温の食塩水を注入する。
  4. 食塩水は摂氏10度、よく冷えた水道水とほぼ同じ温度だ。
  5. それを循環させると、まず心臓と脳が、続いて体の他の部分が冷却され、最終的に患者の体温も摂氏10度まで下がる。
  6. 15~20分かけて冷却されると、患者の体からは血液がすっかり抜かれ、呼吸も運動も停止し、外面的な生命徴候は全く見られなくなる。
  7. 冷却状態に置くことで約1時間、止血や大きな傷の修復など“ダメージコントロール”を行うことができる。
  8. そして血液を体内に再注入し、心臓を再鼓動させ、さらに2時間かけてゆっくり患者の体温を正常に戻していく。
  9. その後、それほど重篤ではない傷の修復に再び取り掛かることになる。
  10. 実験がうまくいけば、患者は完全に機能を取り戻し、約1時間臨床的には死んでいたにもかかわらず、何事もなかったかのように息を吹き返す。
引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140408-00000006-natiogeog-sctch

これがうまく行けば、今まで助からなかった患者も、もっと生存率が伸びていくかもしれない。
ですが、この治療、これから“人体実験”していくみたいなんです。

10人の患者をこの超低温療法によって治療し、冷却しない通常の心肺蘇生法と手術による治療を受けた別の10人と生存率を比較する。最初のグループで良い結果が出れば、必要に応じて手順を改良し、次の10人の患者で再試験を行う。

引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140408-00000006-natiogeog-sctch 

本人もしくは、親族の許可を一応取るみたいですが、倫理面からも今後争点になっていきそうな治療です。
実際、死んでいる状態からの蘇生になるので。

医療技術はめまぐるしく日々進歩しています。
だからこそ、今後このような仮死状態での治療も進んでいくかもしれません。
ですが、人間の生死を人為的に司ることは、正に神の領域。

成功するのか含め、注目のニュースです。