ガリバー旅行記1726年に、アイルランドの風刺作家ジョナサン・スウィフトにより書かれた小説である「ガリバー旅行記(画像元:wiki)」。

実は、この 「ガリバー旅行記」には、当時書かれるはずのない事が書かれていた。

 
それは、ガリバー旅行記が出版された1726年にはまだ発見されていなかった火星の衛星フォボスとダイモスについての記述です。
火星の衛星フォボスとダイモスは発見されたのは、1877年。

つまり、151年も前に火星に2つの衛星があるという事実を作者であるスウィフトが知っていたという事になります。


どういった記述だったかと言うと、

  • 火星の周囲を回る2つの小さな星がある
  • 内側にある星(フォボス)は火星の中心からその直径の3倍の距離である
  • 外側にある星(ダイモス)は5倍の距離である
  • 内側にある星(フォボス)は10時間の公転周期で回っている
  • 外側にある星(ダイモス)は21時間半の公転周期で回っている

という内容。
これは、ガリバーがガリバーが天空に浮かぶ「ラピュータ」という空飛ぶ島を訪れた時に、ラピュータの人が持つ天文知識を説明したものなのですが、上記にも書きましたが火星に2つの衛星があることをこの時代の人は知らない。

実際の公転周期を比べると

フォボスの公転周期→約8時間
ダイモスの公転周期→約30時間

と、少し開きがありますが、なくはない数字。

なぜ151年も前にこの情報を知り得たのか?

ガリバー旅行記で書かれた「ラピュータ」でその住人が得ていた天文知識の話として書かれているが、実話だったのではないでしょうか?
「ラピュータ」とは、宇宙人の住む巨大な母艦か何かで、スウィフトはそこへ行き、宇宙人によって与えられた知識を書いたのではないでしょうか??
「ラピュータ」の空飛ぶ島という発想も当時にしてみればかなり斬新なアイディア。

今はもう確かめようがありませんが、「ガリバー旅行記」のこの謎の真相は今だにわかっていないのです。