貧乏神神社日本には八百万の神と言われるくらいたくさんの神様がいます。

その中で、何だか不幸ばかり起こりそうな感じの神様である「貧乏神」
実は、幸運を運んでくれる時があるそうです。
 
「貧乏神」は神様です。
神様ですから祀ってある神社もあります。

  • 東京都江東区 貧乏神神社 亀戸分社(画像の神社です wikiより)
  • 東京都文京区 大田神社

でも、お参りしてもご利益がなさそうな気もします。

そもそも「貧乏神」はどんな神様なのでしょうか?

  • 取りついた人間やその家族を貧困にする神
  • 基本的に薄汚れた老人の姿
  • 痩せこけた体で顔色は青ざめ、手に渋団扇を持って悲しそうな表情で現れる
  • 怠け者が好きな
  • 家に憑く際には、押入れに好んで住み着くという
  • 貧乏神は味噌が好物で、団扇を手にしているのはこの味噌の芳香を扇いで楽しむためとされている
  • 仮にも神なので倒すことはできない

不幸しか招かないんじゃないか?と思われますが、実はその不幸が転じて幸福を招くケースがあるのです。

新潟では、大晦日の夜に囲炉裏で火を焚くと、貧乏神が熱がって逃げていくが、代わりに暖かさを喜んで福の神がやって来る


文政4年(1821年)、江戸番町に年中災い続きの家があり、その武家に仕える男があるときに用事で草加へ出かけ、1人の僧と知り合った。
男が僧に、どこから来たのかと尋ねると、今まで男の仕えていた屋敷にいたとのことだった。
男はその僧を屋敷で見たことがないと告げると、僧は笑いながら

「あの家には病人が続出しているが、すべて貧乏神である私の仕業だ。あの家は貧窮極まった状態なので、ほかの家へ行く。今後、あなたの主人の運は上を向く」

と言って姿を消した。
その言葉通り、その後、男の仕える家は次第に運が向いてきたという


昔ある者が家で昼寝していると、ぼろぼろの服の老人が座敷に入って来る夢を見て、それ以来何をやってもうまくいかなくなった。
4年後、夢の中にあの老人が現れ、家を去ることを告げ、貧乏神を送る儀式として

「少しの焼き飯と焼き味噌を作り、おしき(薄い板の四方を折り曲げて縁にした角盆)に乗せ、裏口から持ち出し川へ流す」

今後貧乏神を招かないための手段として

「貧乏神は味噌が好きなので、決して焼き味噌を作らない。また生味噌を食べるのはさらに良くないことで、食べると味噌を焼くための火すら燃やせなくなる」

と教えた。
その通りにして以来、家は窮迫することがなくなったという


嫌われ者の貧乏神を祭った男が、七草の夜に亭主の枕元にゆるぎ出た貧乏神から

「お膳の前に座って食べたのは初めてだ」

と大感激されて、そのお礼に金持ちにしてもらったという話である。
また、かつて江戸の小石川で、年中貧乏暮しをしていた旗本が年越しの日、これまでずっと貧乏だったが特に悪いことも無かったのは貧乏神の加護によるものだとし、酒や米などを供えて貧乏神を祀り、多少は貧窮を免れて福を分けてもらうよう言ったところ、多少はその利益があったという。


と、日本には「貧乏神」には、不幸を福に転じる事ができる神様だと言われているのです。
もちろん、「貧乏神」がいる間は災難に合うこと間違いなしなのですが、それが去ると福を運んでくれるかもしれません。

仮にも神様ですからね。