マゼラニックストリーム40年間も謎だった宇宙の謎がひとつ解明したそうです。

それは、「マゼラニックストリーム(画像元:wiki)」と呼ばれる宇宙空間に広がる超巨大なガスでできた帯。

あまりにも大きすぎてパッと想像がしにくいほどの広範囲に広がるこのガスがなぜあるのか?どうやってできたのか?が長年謎でした。

今回、NASAの研究でその謎が解明されたのです!!

 
そのガスでできた帯「マゼラニックストリーム」は、大小マゼラン雲に広がっています。
大小マゼラン雲は、我々のいる地球がいる太陽系が属している天の川銀河のお隣り、と言っても宇宙規模のお隣りなので、とんでもなく遠いところ。
天の川銀河の周りを大小マゼラン雲が回っていて、上記の図のように天の川銀河を取り巻くように長く広がっている中性水素からできたガスの帯。

ハップル宇宙望遠鏡で観察し、解析した結果、まずこのマゼラニックストリームがいつ頃できたのかがわかったそうです。
約20億年くらい前に、小マゼラン雲から噴出し、それより後に大マゼラン雲から噴出してできたそうです。

そして、その噴出したガスは、我々の天の川銀河が吸い取っている!!!

図を見て分かる通り、大きく広がる天の川銀河の方が大きく、それを取り囲むようにガスの帯が伸びています。
なぜかというと、天の川銀河の方が大きいので、重力も当然大きい。
その大きい重力に引き寄せられて、今現在我々の天の川銀河が「マゼラニックストリーム」を吸い取っている状態だそうです。

規模が大きすぎです。

解析の結果、「マゼラニックストリーム」の行く末も解明されました。
今後、「マゼラニックストリーム」は、全部我々の天の川銀河が吸い取って、新たな星を作る材料のひとつになるらしいです。

壮大すぎます。

宇宙は本当に神秘的ですね。