宇宙実は、最新の研究でこんなことがわかっています。

宇宙が生まれた瞬間本当は消滅して宇宙なんてできなかったのにある物質のおかげで宇宙は今の形になったというもの。

先日、ニュートリノについて新しい発見がありました。
それと合わせてわかりやすくまとめてみたいと思います。

 
宇宙の最初は一気に膨張するインフレーションという現象がありました。
その時、ブワッと出来上がった“物質”は、同時に全く正反対の性質を持つ“反物質”を生み出します。
陽と陰みたいなイメージだと思って下さい。

正反対の“物質”と“反物質”はお互い打ち消し合って「対消滅」を起こし、本来ならできた瞬間消滅してしまいます。
通常どんな“物質”もかならず“反物質”を持っているので打ち消し合って物質がこの宇宙に残ることはありません。
つまり、宇宙は存在した瞬間消えていて何も残らないはずなんです。

でも、我々の宇宙には“物質”があふれている。

それは何故か?を物理学者が長年の研究で解き明かしてきました。

それは、“反物質”が変身(変化)するからです。

変身した“反物質”は変身していますから別のものになっています。
一部の物質が、「対消滅」する前にあっという間に変身することで消滅することなくこの宇宙に“物質”が残ることに成功し、この宇宙は今のように“物質”であふれた世界になったのです。

そんな事が宇宙の始まりになったとは驚きですね。

で、先日すごい発見をT2K実験国際共同研究グループが発表しました。
それは、宇宙の始まりを知る上で需要な最初のインフレーション時に発生したであろう素粒子のひとつである「ニュートリノ」についてです。

ニュートリノは実は1種類じゃなく、電子ニュートリノ 、ミューニュートリノ 、タウニュートリノ の3世代とそれぞれの反粒子があるのですが、今回の発見でミュー型のニュートリノが電子型に変身するのが観測されたのです。

ニュートリノの変身があったからこそ今我々は存在できています。
宇宙創生の謎が全て解き明かされる日が待ち遠しいですね。