地球英セント・アンドリューズ大学で行われた英王立天文学会の天文会議で、宇宙生物学者ジャック・オマリージェームス(Jack O'Malley-James)氏が20億年後の地球のシナリオが発表された。

どうやら生き残れるのは一部の微生物のみ。
青い地球はもうそこにはなくなってしまうようです。 

20億年後の地球、そこは太陽に焼かれその熱で海は干上がってしまい、強力な紫外線や灼熱の環境に耐えれる極限環境生物のみ生き残れるような地獄のような星になってしまう。

20億年後まで人類が生存し続けているかも疑問ですが、もし生き残っていたとして、人類はどうなってしまうのでしょうか?
人類は生き残ると仮定すると選択肢は大きく分けてこの2つ。

A:人類が進化して極限環境に耐えれる生物になる
B:地球から出て行く


水もほとんどない環境になりそうですしAの極限環境生物への進化はまず無理でしょう。
そうなると可能性はBの地球から出て行く方です。

この100年だけを見ても人類の科学的な技術発展は凄まじいものがあります。
20億年後には、今我々が夢物語に思っているようなテクノロジーを人類は多く手に入れていることでしょう。

地球から出たとして移住先は、他の地球型惑星や可能性がある星のテラフォーミングなどでの星間移住。
もしくは、宇宙空間に生活可能なモジュールを作って生活しているかのどちらかでしょう。

運良く地球型惑星が見つかって、水も酸素もあり人類が生存可能な星が見つかったとします。
でも瓜二つの星がある可能性はものすごく低い。
水も酸素もあるけど、重力が1Gでないだけで人体への影響は出るでしょうし、何の補助もなしで生きられる環境はかなり難しいでしょう。
なので地球に真似た環境にするためにテラフォーミング(人為的に惑星の環境を変化させ、人類の住める星に改造)するとしても大変です。
少し二酸化炭素濃度が高い場合、濃度を下げなければいけません。
方法は、微生物や藻類を繁殖させ、光合成により二酸化炭素濃度を下げることが考えられるかもしれませんが、ひとつの星を仕上げるのにいったいどれだけの時間がかかるのか想像出来ません。
磁場も重要です。
地球には磁場があるおかげでなんとか太陽からの有害な紫外線など宇宙からやってくる様々なものから地球が守られていますがそれがなかったら生存できません。
なので、テラフォーミングはヘタすると数百年~数千年~数億年かかる可能性もでてきます。
それだけの余裕をもって人類は移住計画を進めることができるのでしょうか?

そう考えると、まだ宇宙空間で巨大な宇宙都市を気づいたほうが早いのかもしれません。
こっちのほうがまだ現実的でしょう。


なんにせよ今生きている私達には気の遠くなるような未来の話になりますが、20億年より先には更に、今まさに超新星爆発で消えてしまいそうなペテルギウスのようにいつかは地球はなくなります。
未来の人類はその時どこでどう生活しているのでしょうか?