1409911_94847973 古代よりどの国でもどの時代でも人々を魅了してきた星空の天体。
望遠鏡は1500年代に生まれ、天体望遠鏡は、ガリレオが作った1609年5月に天体を観測したことに始まる。

国友一貫斎(くにとも いっかんさい)が、天保3年(1832年)に作り始め、生涯改良をし続けたと言われる反射望遠鏡の精度がもはやオーパーツ並にすごいのである。
国友一貫斎は、元々幕府の御用達の鉄砲鍛師でしたが、江戸で反射望遠鏡を見るなりさっそく自分で作りとんでもない精度の反射望遠鏡を作り上げました。

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その反射望遠鏡がとにかくすごく、精度が当時のイギリス製のものより2倍も倍率があり、世界最高の精度だったのです。

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反射望遠鏡に使われる核になる部分「反射鏡」ですが、精度を上げるには、その鏡面部分をどこまで正確にできるかがポイントとなり、鏡面の研磨は当時の技術では非常に難易度が高かったにも関わらず、現在の望遠鏡にも劣らない正確さだったそうです。

さらに世界を驚愕させたのが、反射鏡に使われる銅とスズの割合。

スズは非常にもろく配合するのが難しいのですが、国友一貫斎はギリギリまでスズを配合したもので当時としても世界最高レベル。

更に今現在も国友一貫斎が配合して作った反射鏡は、当時のまま180年以上経った今も全く曇りないものなのです。

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更に彼は、晩年に渡り、改良を重ね、国友一貫斎の趣味は天体観測だったと言われています。
日本の天文学者の先駆けです。

天保6年(1835年)からは太陽の黒点観測を長期間行いその正確さもすごかった。

他にも月や土星など多くの天体のスケッチを残しています。

とことん突き詰めて改良を重ねていく日本人らしさが本当に誇りに思えますね。

しかも何と言ってもすごいのがこの反射望遠鏡は手作り!
現在の技術者が作っても作れるものではありません。
とんでもない反射望遠鏡なのです。

これをオーパーツと言わずして何と言うのか!?というレベルなのです。