宇宙

我々の宇宙に満ちており、見えない謎の物質ダークマター(暗黒物質)について、「ダークマター(暗黒物質)は謎の物質ではないかもしれない!?最先端物理学では正体に目星がついているらしい。」で、ある程度何者か?が見えてきているらしいぞ、という話を紹介しました。
そして、数式から導き出される我々の宇宙の未来に、このダークマターがいろいろ絡んでいるらしいのです。


宇宙に広がる謎の物質ダークマター

宇宙全体の23%を占めていると言われる謎でなければ困るダークマターですが、宇宙全体にどのように広がっているかというと、下記の図のようなかんじで一定ではなく密度が濃かったり、薄かったりする部分があるそうです。

暗黒物質
出典:ja.wikipedia.org

この密度の強弱が銀河を形作り私達が地球で生きていられる原因でもあるのでありがたいことなのですが、“もし、ダークマターが宇宙全体に均一に密度が一定で広がっていたら?”を数式を駆使して考えた場合、我々の宇宙の未来像がわかるそうなのです。


もし、ダークマターが宇宙全体に均一に密度が一定で広がっていたら?

細かい理論は抜きにひとことで言うと、「宇宙は指数関数的に加速膨張する」そうです。
なんだそれ?
学生の時に習った、物体や速度の距離との関係について、学校で習う計算は、身近な私達がある程度感覚でわかるcm、m、kmなどの身近な単位ですが、それを宇宙規模で考えると・・・

物体の速度は、距離に比例して増加し、ある距離を超えると“光速より早くなる”


ある距離?光速を超える?!

我々の宇宙は約138億年前に誕生したと言われています。
この「ある距離」は計算で導き出された距離は、180億光年!!!
今は138億年ですから、ざっと42億年後の未来、そこでは物体の速度が光速を超えると言うのです。

え?どういうことなの?

現状、この宇宙には「光より早く空間を移動する物質はない」と言われています。
ポイントは、「空間を移動する」という部分。
「空間」は含まれていません。
宇宙誕生から、この宇宙が加速膨張的にどんどん広がっているという事実が現在わかっていおり、宇宙「空間」は、今現在も光速を超える速度で広がり続けているのです。
光速を超えるのは、我々のいる「宇宙空間」だけですが、これが42億年後には、その空間に乗って物質自体も光速を越えていくらしいのです。


宇宙の悲しい未来

今は、地球から夜空を見上げると星々が広がり、高度な天体観測により、ずっと遠くの宇宙(過去の宇宙)を観測することができています。
ですが、宇宙の未来は違います。
「宇宙空間」は今なお光速を超えるスピードで広がっており、地球の属する天の川銀河の宇宙的に見て小さい範囲では重力の影響で引き合っていますが、宇宙全体が広がる過程で、大きな銀河団単位では、距離がどんどんどんどん離れていっているのです。
そしてその離れていく速度が180億年を境に光速を超え更に散り散りになってしまうのです。

今は星に彩られた魅力的な宇宙ですが、数百億年後にもし地球があり、人類がいれば、宇宙はただただ真っ暗な自分たちの銀河系くらいしかないような状態になってしまうのです。
今みたいに光から得れる情報がなくなり、○億光年前の光も届かなくなり、宇宙の過去の姿も何も観測できなくなっていくのです。
(光速を超えるので、光の速度より早い=光が届かいない!!)
そう考えると、138億年くらいに生きている我々は様々な観測ができるのでけっこうラッキーな時代に生きているのかの知れません。

更に、2兆年後はもっとひどいです。
例えば、太陽が燃えていますが、この太陽も燃料が切れれば最期は死を迎えます。
他の星々もこれから未来全て燃え尽き死を迎えていくわけですので、輝く星もなく、ただ真っ暗な空間が永遠とも呼べる広さで広がる音も光もない何もない宇宙になってしまうのです。


机上の未来でダークマターが均一であればですが、密度が実際は強弱があるとはいえ、空論ではなく、数億年差ではやはり同じ結果の未来が宇宙を待っているのです。
先程も書きましたが、宇宙誕生から138億年後に生きている我々はけっこう良い時代に生きているようです。
到底そんな未来に人類が生き残ってそうもないですが、もしいたならきっと今からは考えられないくらいのテクノロジーを手に入れているはずです。
マルチユニバース理論によると、宇宙はひとつではない。
もしかしたら、他のまだ星々が輝く宇宙へいけちゃってるかもしれませんね。